(1) FEVHOTS™のレースフォーマットについての確認
(2) レース進行中の掲示フラッグについての確認
(3)[重要] 決勝レース等におけるDNF(完走せず→失格認定)についてのレギュレーション変更[重要]
(1) レースフォーマットについての確認
以下に当シリーズのレース当日の走行毎の進行をご説明します。
1. 各クラス
レース当日の走行前受け付け順によりグループ分けを行う。
2. プラクティス 4周 x 2セット
各グループ最大
・コントロールラインにて緑旗が表示された時点から走行開始
・先頭が4周走行終了時点でセッション終了です。
各セッション終了時に各1回、シグナルスタート練習可能とする。
このセッション以外でのスタート練習は一切不可。
・チェッカーフラッグ表示を受け、1周回ってコントロールライン上に停止→シグナルスタート。
※スタート練習のあることを忘れて勝手に退場しないこと。進行が滞ります。
3. スクラッチヒート 4周・
"2=プラクティス"のグループごとに出走。
着順によりグループを再編成し、ヒートレースへのグループ分けを行う。
4. ヒートレース 8周・
"3"のスクラッチヒートの着順によって新たに組分けされたグループごとに出走。
着順上位(参加台数による変動あり)のみAメイン(A決勝)に進出。
下位は全員セミファイナル行き。
5. セミファイナルレース(SEMI=セマイとも通称する) 8周・最大8台・2列グリッド
"4=ヒートレース"の着順によって決勝進出が決まらなかった全員が出走。
着順上位(参加台数による変動あり)がAメイン(A決勝)に進出。
下位は台数により全員LCQ(次項)へ、またはBメイン or Cメイン行き。
※台数によっては実施しない。
6. LCQ(ラストチャンスクオリファイ=敗者復活戦) 6周・最大10台・2列グリッド
"5"のセミファイナルの着順によって決勝進出が決まらなかった全員が出走。
着順に応じてA-Cの各メインへの進出を決定。
※台数によっては実施しない。
7. トロフィーダッシュ(別名DASH for CASH) 4周・6台以下・1列グリッド
"4"のヒートレースで早々に決勝進出を決めた予選上位数人による4周のスプリント。
当ダッシュの勝者には些少ながら賞金を進呈。
8. メイン A=18周・B=15周・C=12周・各々最大3列グリッド
各メインのリザルトにより、全員の順位を確定。
決勝周回数の2/3以上をもって完走扱いとする。
DNS(出走不可)、DNF(完走せず)は全員ノーポイントとする。→(3)で後述
Aメイン1位>完走最下位>>>>Bメイン1位>完走最下位>>>>Cメイン1位>完走最下位
※1 排気量クラス別のエントリー許容上限は、2015年2月現在、最大60台を想定しています。
※2 当シリーズではレース進行中、タイム計測を一切実施しません。
(2) レース進行でのシグナルおよび掲示フラッグについての確認
[3.スクラッチヒート]以降の入場〜退場までの流れに合わせてご説明します。
①コースインゲートに全車集合
②トラックマーシャルまたはメインフラッグ担当からの指示で全車コースイン
③赤旗掲示・シグナル赤色点滅 コントロールラインに整列→全車グリッド確定
・サイティングラップを実施する場合はシグナル担当の指示により1台ずつスタート
④整列終了後、シグナルは全消灯 トラックマーシャルはフライング確認位置へ
⑤シグナル赤色点灯→青色点灯でレーススタート
・フライングがあった場合は赤旗にてストップ、スタート進行は③の整列より仕切り直しとなります。
⑥滞りなくレースがスタートした場合、1周目終了時点のコントロールラインで緑旗表示
⑦全周回数の半分を終えた周に白旗と緑旗を畳んだ状態で十字表示(決勝のみ)
⑧残り周回数2周の時点で白旗と緑旗を畳んだ状態で垂直表示(決勝のみ)
⑨先頭のライダーが残り1周を迎えた時点で白旗振動表示
⑩先頭のライダーが規定周回を完了した時点からチェッカーフラッグ表示(レース終了)
・後続のライダーに関しても、先頭のライダーへのチェッカーフラッグが掲示された直後から順次コントロールラインを通過した時点でレース終了です。開幕戦では初参加のライダー数名にダブルチェッカー(レース終了後もレーシングスピードでの走行を続ける危険な行為です)が見受けられました。ダブルチェッカーについては第2戦以降、順次ペナルティの対象としますので、フラッグ掲示のタイミングと意図を十分にご理解いただき、見落としのないようご注意ください。
(3)[重要] 決勝レース等におけるDNF(完走せず・失格認定)について [重要]
5月24日に開催した当シリーズ開幕戦において、当日のメインイベントとして15周で実施した各クラスの決勝レースにて、複数のライダーの単独転倒→エンジンストール(停止)→エンジン再始動からのリスタートが見受けられました。
当シリーズでは過去3年間、単独転倒に際し、赤旗表示にてレース進行を完全に中止せざるを得ない重大な状況を除き、
・各ターン担当のトラックマーシャルが転倒を確認後、即座に黄旗を静止表示
→全競技者は転倒者に最大限の注意を払いながらレース続行
→転倒した者は速やかに安全な場所に退避したのち
→破損箇所確認→エンジン再始動→レース復帰
という手順にて、転倒者のリスタートを容認して参りました。しかしながら先般の開幕戦では、
・トラック上に留まったままでのエンジン再始動モーション
・後続車両とレース進行状況を確認しないままのレース復帰
が相当数あったことを確認しております。これら転倒者による行為はレースの安全管理上、無用の危険と混乱をもたらす可能性が予見され、また転倒復帰者は大幅な周回遅れとなるため、現状目視にて車番・着順管理を行っているレースオペレーション担当者に大きな負担を強いることとなります。そのため、今週末6月14日の第2戦より、レースレギュレーションを以下のとおり変更することを決定いたしました。
・2列グリッド以上の台数でスタートするレースにおいて、単独転倒者はエンジンストール(停止)の有無に関わらず、一切のレース復帰を認めない。
・転倒後は転倒者本人の責任において、またそれが可能である限り、レース進行に滞りのない地点に自身の車両を移動しつつ
・転倒者本人は速やかに走行ライン上およびその付近から退避
・決勝レースにおいて転倒者はDNF(完走せず)→失格扱いとし、当該レースでのシリーズポイントは一切獲得できない。
・受傷などにより身動きできない場合を除き、速やかな車両移動・自身の退避義務を怠り、意図の有無を問わず結果としてレースオペレーションを妨害・遅延したと判断する場合、主催者は当該転倒者に対し、以下のペナルティを課すことができる。
・次戦以降への期限付き・限定的な出場停止処分
・獲得済みシリーズポイントからの減算
・FEVHOTS™/WOC主催ダートトラックスクールに参加し基本走行スキルからの再訓練を指示
以上